こんにちは。はじめましての方ははじめまして。
blackusagiです。
今回はVブレーキでブレーキレバーの握り代が大きすぎる(ハンドルの近くまでレバーを動かさないと効かない)状態になった際の解説記事を書いていこうと思います。
自信がない方は方法①だけやって、また同じ状態になったら自転車屋さんに持っていくことをお勧めします。
お店によりますが、ワイヤー調整は大体1000円~です。
目次
なぜこうなる?
本来、リムとブレーキシューの間隔は2mmである必要があります。
しかしブレーキシューが摩耗し、厚みがなくなってリムとブレーキシューの間で間隔が空きすぎてしまうことで、キャリパーが閉じてもシューが十分にリムと接触、圧着されないということになります。
ブレーキシューは消耗部品ですから、これを避けて通ることはできません。
対策として、今回解説するワイヤー調整方法で間隔を狭くしてやる必要があるわけです。
方法① ワイヤーアジャストボルトを使う
最も簡単な調整方法になります。
ただし、何度も繰り返すとアジャストボルトが取れてしまうため、一回限りの方法です。
ワイヤーアジャストボルトは、ブレーキレバーのワイヤー付け根部分についています。
このようなボルトです。
これを反時計回りに回すと、ブレーキシューとリムの間隔が狭くなっていきます。
アジャストボルトを反時計回りに回します。
適宜レバーを握ってみて、適切な位置でブレーキがかかるようになるまで回します。
位置が決まったら、アジャストボルトについているナットをレバー本体側にめいっぱい締めます。
衝撃などで勝手にアジャストボルトが戻らないようにするためです。
これで方法①の作業は完了です。
方法② ブレーキワイヤーを張りなおす
少し難易度は上がりますが、複数回繰り返すことができる方法です。
とはいっても、多くの人が想像しているよりは簡単です。
写真は今回必要になる六角棒レンチ。筆者が愛用しているダイソーで100円のものです。
案外これで自転車に使うサイズはほぼ網羅されています。
ちなみに今回使うのは5mm一本のみです。
早速作業に入っていきましょう。
方法①をすでに行っている場合は、一度アジャストボルトをもとの位置に戻してから作業することをお勧めします。
ブレーキキャリパーを手で閉じながら、5mm六角棒レンチでワイヤー固定ボルトを緩めます。
完全にボルトを外す必要はありません。
ボルトを緩めると、ブレーキワイヤーがフリーになり、自由に動かせるようになります。
片手でワイヤーを保持し、もう片方の手はキャリパーを閉じた位置で保持します。
リムとシューの間隔は2mmです。
位置が決まったら、ワイヤーを保持する手を画像のようにして、ワイヤーもキャリパーも動かさないようにしておきます。
その間にもう片方の手で六角棒レンチを取ります。
5mm六角棒レンチでワイヤー固定ボルトを締めます。
レンチを長く持って、本締めします。
手の力で締められるところまで締めればOKです。
これで方法②の作業は完了です。
お読みいただきありがとうございました。
きっちり整備して快適な自転車ライフをお送りください!
それではまた次回!