こんにちは。
今回はママチャリの前輪や一部のクロスバイクに使われているキャリパーブレーキのブレーキシュー交換について解説します。
100円~300円で走りが劇的に改善します。
マネする方は自己責任で。
目次
必要なもの
- 交換用ブレーキシュー
- 10mmコンビネーションレンチ
どちらもダイソーで100円の商品です。
Tips
走行距離が短く、鳴きがひどいという場合はブレーキシューの購入は不要です。
ブレーキシュー表面の経年劣化による硬化が原因ですので、画像のようにコンクリートやアスファルトで削って、劣化していない部分を露出させることで復活させることができます。
前提知識
これさえ覚えていればこの作業で困ることはないはずです。
まずはコンビネーションレンチについておさらいしておきましょう。
画像左側、開いているのがスパナです。
画像右側、丸いのがレンチです。
スパナはねじをなめやすいので、基本的には極力右側のレンチを使います。
ブレーキシューの構成部品です。
上から順に、
- ナット
- ワッシャ
- 摩擦材(シュー本体)
です。
作業手順
1.元々ついているシューを外す
レンチをブレーキシュー固定ナットにかけ、反時計回りに回します。
回ったら、ナットとワッシャを外して、ブレーキシュー本体も外します。
Tips
シュー本体が共回りしてしまう場合は、左手でシューを抑えつつ右手でレンチを使いましょう。
錆で固着してしまっている場合は、クレ 5-56を吹いてやると高確率で回ります。
2.新しいシューを取り付ける
"必要なもの"欄で解説した研磨をする方は、外したシューを研磨後この手順を実行してください。
キャリパーの内側(リム側)からシューを画像のようにはめます。
外側からワッシャをはめます。
キャリパーが閉じた際、ちょうどシューがリムにまんべんなく接触するよう位置を微調整し、手でその位置をキープします。
ナットを手で締められるところまで締めて、あとは片手でシューの向きが変わらないよう抑えながらレンチでしっかりナットを締めます。
これで完成です。お疲れ様でした。
他にもメンテナンス関係について書いています。ぜひご覧ください。