先日、格安クロスバイクのAmazonレビュー欄を見ていたらこんなレビューがありました。
ハンドルを切ると足に前輪が当たって危ない
これ、わからない人が一見するとフレームの設計に欠陥があるように見えるかもしれません。
しかし実際は完全に乗り手の問題なのです。
今回は初心者向けに、自転車の正しい運転についてテクニック面で触れていきます。
目次
走り方
多くの人はその自転車の一番重いギアでほぼ固定して走っているようですが、間違いです。
速度に応じてシフトチェンジを行い、軽めのギアで、毎分90回転程度で足を回すのが理想とされています。
参考までに、筆者がママチャリで6速を使うのは25km/hを超えてからです。
この方法を実践すると、疲れが軽減され、ペダルから足を踏み外すリスクが低減されます。
曲がり方
スポーティな自転車では、コーナリングでの動きなどを重視して前輪が足の近くに来るように設計されているものが多いです。
その結果、冒頭で紹介した事例のように足が前輪に当たることがあります。
しかしこれも回避する方法があります。
画像のように、曲がりたい方向とは逆のペダルを一番下に持ってくることが重要です。
また、ママチャリ含む自転車では、画像のような姿勢で乗りつつ体重は外側のペダルに預けることもポイントです。
モーターバイクと違い、自転車は軽く、タイヤも細いので、内側に体重をかけると簡単に転倒します。
この方法を実践すると安定感のある走りが実現できます。
止まり方
ブレーキのかけ方はモーターバイクと同じです。
走行中、優先的に使うのは後輪のブレーキです。
前輪のブレーキを優先して使うと車体の重量バランスが前に偏り、つんのめったように不安定になります。特に速度が乗っているときは危険です。
タイヤがロックしないよう指先で調整しながら後輪ブレーキで減速し、停止直前は前輪ブレーキを使うのがスマートです。
さいごに
きちんとした乗り方をすれば、ママチャリでも安物でもそれなりの走りができます。
ママチャリが遅いからとスポーツ車に買い替える前に、自分を磨きましょう。