こんにちは。
おそらく自転車の乗り方について専門家の指導を受けたことがある方は少数派だと思います。
自分も中学生の頃にトレーナーさんから教わるまで何も知りませんでした。
そこで今回は乗車姿勢について、初心者向けに簡潔な解説をしていこうと思います。
ママチャリ、クロスバイク、マウンテンバイクのいずれでも、街乗りではこの記事での内容が通用します。
乗車姿勢が正しくなると疲労軽減、速度の向上などが見込めます。
目次
サドルの高さ
サドルの高さの合わせ方は、
- ペダルを一番下にして、サドルに座ったままペダルに足を載せます。
- ペダルに足をついている側の膝が少し曲がるくらいが適正です。
言葉で伝えるのが難しいので写真を使って解説します。
たとえば、これだと膝が曲がりすぎていて筋肉を効率的に使えず、不要な疲労に繋がるだけでなく、膝に過剰な負荷がかかりけがをするリスクがあります。
逆にこれだと膝が完全に伸びてしまい、膝を壊してしまいます。
どちらも大変危険な状態です。
これが正解です。膝が少しだけ曲がっている状態です。
膝の故障リスクを抑え、なおかつ最大限の力を発揮できます。
この方法で合わせた姿勢だと、サドルに座ったまま地面に足をつくことはほぼできません。
停車時にはサドルから降りて、このように立っている形になります。
サドルの前後の位置
サドルの位置を変えることでハンドルまでの距離を変えることができ、上半身の姿勢を変えることができます。
サドルを前に動かすと背筋を伸ばした姿勢に、後ろに動かすと前傾姿勢になります。
ここに関しては完全に個人の好みですので、手順だけ解説します。
この調整には6mm六角レンチが必要です。
百均で各種サイズがセットになっているものが売られていますので、ワンセット買っておくと後々の整備などで使えます。
サドルの下をのぞき込むと、このようなネジがあります。
これを緩めることでサドルが前後に動かせるようになります。
完全にねじを外す必要はありません。
先ほど紹介した六角レンチでねじを反時計回りに回します。
これでサドルを前後に動かせるようになりました。
実際にまたがってみながらお好みの位置に合わせたら、ねじを締めれば完成です。
おわりに
乗車姿勢は実際に乗ってみて、違和感を感じた部分を変えるのを何度も繰り返していくので、本当に適正な姿勢を見つけるのに数日かかるかもしれません。
しかしその手間に見合う効果は確実にありますので、皆さん実践してみてください。