ネット上のページを閲覧していると、バナー広告やウィンドウ広告で閲覧を邪魔されることが多々あります。
もちろんああいった広告設置手法は広告プロバイダの利用規約で禁じられているのですが、ネットである以上みんながルールを守るわけではありません。ある程度は自衛が必要となります。
そこでお勧めなのがChromiumベースの新世代ブラウザ、Braveです。
Windows、Mac、Linux、iOS、Androidに対応しており、自動で各種広告をブロックしてくれるスグレモノです。
詳しくは下記公式サイトをご覧ください。
Brave: プライバシーを重視した高速かつ安全な次世代ブラウザ | Brave Browser | Brave Browser
こんなん誰が儲かるの?怪しくね?
初めてこれを目にした人は多くがそう思うでしょう。
「広告をブロックする」「通信の秘密を守りやすく」「完全無料」「場合によってはお金をもらえる」
話ができすぎているように見えるでしょう。当然の考えです。
ただ、これらの背景にはBraveの斬新なビジネスモデルが存在し、こういった体制で運営はきっちり儲けているのです。
どんなビジネスモデルなの?
彼らのやり方は非常に斬新です。
まず従来のネット広告は広告プロバイダが広告主から依頼を受けて各種広告を用意し、それをサイト運営者が自らのページに設置。広告から利益が出たらプロバイダとサイト運営者が報酬を受け取るというシステムがほとんどです。
しかしこの方法では広告の設置がサイト運営者に一任されているため、広告クリック数を稼ぎたいがために極端に多くの広告枠を掲載したり、悪質な配置で広告をクリックさせる手法が横行します。
Braveはデフォルトでそれら広告をブロックし、その代わりに自社の「控えめな」広告を配信しています。Braveの配信する広告は、配信されるWebコンテンツとは別に、通知または背景画像として新しいタブに表示されるため操作の邪魔にはなりません。また、それらを表示するかどうかはユーザー自身が決めることができ、表示を選択した場合は広告料の70%がユーザーに分配されることになっています。
各種機能
Brave Shields
セキュリティ保護機能。主な機能は
Brave Shieldsは、画面右上のライオンの顔を押すとサイト別に手動で無効にすることができます。
同期チェーン
Chromeなどに使用感が近いBraveは独自の同期機能も用意しており、Braveブラウザに保存したブックマークやパスワードなどを、複数のPCやスマートフォン間で同期できます。
同期データはブラウザ側で暗号化されてから、Braveの同期サーバーに保存されるとのこと。
同期用のパスフレーズを入力あるいはQRコードを読み取ることで、新しいPCやスマートフォンを同期チェーンに参加させることができ、必要であればいつでも同期チェーンから離脱することで同期を無効にできます。その場合はサーバー上の同期データも削除されます。
プライベートブラウジングモード
Braveでは、プライベートブラウジングモード時に検索履歴を保存しない検索エンジン、DuckDuckGo を使用することでプライバシー性を高めています。もちろんほかの検索エンジンに切り替えることも可能です。
オプションで内蔵のTorを利用することで、自身の接続経路を秘匿することができますが、近年はTorでも頑張れば接続経路を遡ることができることに注意が必要です。
拡張機能
Chromiumベースですので、Google Chrome向けの拡張機能をそのまま利用可能です。
お金がもらえるってどういうこと?
多分多くの人はここが気になると思います。
先述したようにBraveでは広告収入の70%をユーザーに還元しています。
ここからは広告収入の受け取り方などについて解説していきます。
利用開始
まず右下の・三つをタップします。
すると下の方にBrave Rewardsがありますので、選択します。
使用を開始します。
これで利用を開始しました。
広告をオンにしておけば、時々広告が配信される代わりに報酬が手に入ります。
自動支援をオンにしていると、貯まっているポイントからあなたが閲覧したBrave認証済みクリエイターに自動で支援が行われます。お小遣い目的ならオフです。
このほかに投げ銭機能などもありますが、日本ではあまり盛り上がっていないこともあり詳しくは省略します。
残高の確認
画面右上の三角形をタップするとこれまでに獲得したリワードを確認することができます。
リワードの現金化については下記記事の方が非常にわかりやすくまとめてくださっていますので、そちらを参考にされたし…
【できた!!】BraveブラウザとbitFlyerの連携方法【BATウォレットの使い方や手数料も解説】 - Compass note (hatenablog.com)