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【2021最新】GALAXY S3 SC-06DにAndroid7をインストールする方法【カスタムROM】

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こんにちは。今回はドコモから発売されていたGalaxy S3 SC-06DにLineage OS 14.1(Android7.1ベースのカスタムROM)をインストールする方法について解説していきます。

2GB RAM、32GB ROMを持つ今でもそこそこ使えるスペックですが、 Android4.1.2までしかアップデートは提供されませんでした。

 

 

 

必要なもの

  • ネットにつながるパソコン
  • 通信対応microUSBケーブル
  • 本体

 

ダウンロードしておくもの

Odin3

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GalaxyシリーズでカスタムROMやらバイナリやらをいじるなら必須のツール。

5ちゃんねるなどでは、このソフトでデータ書き換えすることを「おでんで煮る」といいます。

今回は後述するTWRPの導入時に使用します。

下記のサイトからzipファイルをダウンロードして任意の場所に展開、解凍されたフォルダ内にあるOdin3.exeを実行すれば起動可能。

Odin3 - Download (lo4d.com)

 

TWRP

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過去に開発されていたCWM(ClockWorkMod)の流れを汲むプロジェクト。

デフォルトのリカバリと置き換える形でインストールするカスタムリカバリで、スマホの中枢となるファイルをいじくりまわすためのツールです。今回はスマホ本体にインストールし、カスタムROM本体のインストールを実行させるのに使います。

Axfc UpLoader -3618107.dat-

 

Lineage OS

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過去に開発されていたCM(CyanogenMod)の流れを汲むプロジェクト。

今回の主役であるOSです。

ダウンロードボタンを押し、検出されたミラーからダウンロードを行ってください。

zipファイルですが、すべての作業を通して展開の必要はありません。

lineage-14.1-20210303-UNOFFICIAL-d2dcm.zip | by solarisintel for Galaxy S3 (androidfilehost.com)

 

Open GApps

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Google系サービスを使えるようにするものです。

なくても使えますが、デフォルトでGoogle入ってた方が絶対便利です。

過去、おそらくGoogle側の問題でこの機種のカスタムROMでは正常に動作しなかったこともあったものの現在は改善されたようです。

ARM 7.1 pico を選択してダウンロードしておきます。

zipファイルですが、すべての作業を通して展開の必要はありません。

The Open GApps Project

 

TWRPをインストールする

電源を切った状態で、電源ボタン+ボリュームダウン+ホームボタンを長押しし、Galaxyロゴが表示されたら電源ボタンのみ離します。

 

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するとこのような警告が出ますので、音量+で続行します。

 

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これで本体はダウンロードモードになり、PCからの操作でTWRPが導入できるようになりました。

 

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PCでOdin3を起動します。

韓国語で約款が表示されるので、OKして先に進むとこんな画面になります。

 

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本体をPCにUSBケーブルで接続します。

このときOdin3のLog欄に「Added!!」と表示されれば成功です。

 

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「AP」をクリックし、ダウンロードしておいたTWRPのファイルを選択します。

Startを押せばインストールが始まります。

通常すぐに終わって、本体は自動的に再起動します。

これでTWRP導入作業は完了です。

 

OSとGAppsをインストールする

電源が切れた状態で電源+音量上+ホームを押し、Galaxyロゴが出たら電源のみ離します。

 

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するとこのような画面になります。

この状態だとPCからUSBストレージ機器として扱うことができますので、エクスプローラーの操作でLineageOSとGAppsのファイルを転送します。

SC-06D→Internal Storageにファイルを配置します。

 

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右上の「Wipe」を選んで「Advanced Wipe」を選択、Internal Storage、Micro SDCard、USB OTG以外のすべてのパーティションにチェックを入れて、「Swipe to Wipe」をスワイプしてワイプします。

 

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左上の「Install zip」を選んで、LineageOSのファイルを選択。

 

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「Add more zips」でGAppsのファイルを選択。

 

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二つの選択が終わったら、「Swipe to confirm flash」をスワイプ。

 

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しばらく待ってインストールが完了したら、「Wipe cache/dalvik」を選択。

フラッシュと同様にスワイプを求められるので、スワイプすればワイプしてくれます。

最後に右下の「Reboot System」で再起動するとOSが起動します。

そこそこ時間がかかりますが、気長に待ちましょう。

 

インストール完了後 最初にやること

初期設定

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起動が完了したらまず初期設定を行います。

ここは普通のAndroid端末と何も変わりませんので割愛します。

 

標準のメーラーを無効化する

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原因は不明ですが、このOSに標準で組み込まれているメーラーが時々不安定になるらしく、「メールが停止しました」という警告文が鬱陶しいので無効化します。

設定→アプリ→メール→無効にする です。

 

日本語入力ができるようにする

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このOSに標準で入っているキーボードは日本語非対応です。

日本語を読めても入力できないのでは困ります。

PlayストアからSimejiなどのキーボードを導入しましょう。

 

これで、Android7.1搭載 Galaxy S3 SC-06Dの完成です。

意外にサクサク動くので電子書籍など専用のサブ機として大変優秀です。

 

古いスマホの宿命 バッテリー寿命と新品供給

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この機種は純正バッテリーとしてNTTドコモ SC07というバッテリーを搭載しています。

しかし発売から9年、もはや当時のバッテリーはほとんどが寿命を迎えています。

今回イジッたSC-06Dも例外ではなく、起動さえできないほど劣化が進んでいました。

SC07の正規品新品はとっくの昔に生産終了しており、生きてる中古も高騰していて2000円以上します。

そこに現れた救世主、社外品互換バッテリーです。

今回購入したのはPCATECの互換バッテリーで、購入時1380円でした。

下記リンクからご購入いただけると筆者に紹介料が入り、やる気に繋がります。

amzn.to

 

皆さんの参考になれば幸いです。

それでは、よきレガシースマホライフを!!