こんにちは。
26インチのママチャリを川からサルベージして入手しました。
これからはこの車体を使って色々とやっていきたいと思います。
今回はその第一弾、チェーン外れに関する事柄です。
チェーンが外れるメカニズム
自転車のチェーンはギアと嚙み合って回ることで、動力を前から後ろへ伝達しています。
通常、チェーンはピンと張られており、勝手に外れることはありません。
しかしチェーンの摩耗が進むと繋ぎ目が緩くなり、チェーンは伸びます。
伸びてしまえばたるみが発生し、その結果振動などでチェーンが横にズレて外れてしまうのです。
チェーンが外れた時の対処
外れたチェーンを指でつまんで引っ張り、ギアと噛み合う位置に持ってきます。
ギアを進行方向(車体右側から見て時計回り)に回します。
これで元通りです。
チェーンのたるみを直す方法
では、チェーンが外れる原因であるたるみをなくすためにはどうすればいいのでしょうか?
答えは、後輪を後ろ方向にずらしてチェーンを張ることで直ります。
そしてママチャリの場合はチェーンアジャスターという調整用の機構が搭載されていますので、非常に簡単に直すことができます。
早速説明します。
必要な工具
今回必要な工具はモンキーレンチもしくは16mmと10mmのレンチです。
ダイソーやホームセンターなどで販売されています。
作業手順
直すためには、どんな状態が正常かを知っておく必要があります。
チェーンのたるみは、写真のように手でチェーンを上下に動かしたときにどれだけ動くかを見て確認します。
適正値は1~2cmです。
実際の作業に入ります。まずは右側のホイールナットを緩めます。
ホイールの位置を調整するわけですから、ホイールがしっかり固定されていては困ります。
チェーンアジャスターを使ってチェーンを張ります。
ナットを時計回りに回すとチェーンが張りまので、適時確認しながらチェーンの張りを適性値に持っていきます。
調整が終わったら、緩めていたホイールナットを締めて完成です!
再発防止策
本来、自転車のチェーンはそう簡単に伸びません。
伸びる原因は摩耗ですので、注油を行うことでこのような故障を避けることができます。
下記記事で自転車のチェーンメンテナンスについて詳しく触れていますので、ぜひご参考に。