ダウンロードモードには入れるようになっているし、特にROM焼きできないように細工がされてはいません。
しかしコイツは一見SC-03Dによく似た端末ですが、中身がかなりの曲者で誰も開発できていないのです。
より具体的には、カスタムROMを開発する際に必要となるディスプレイドライバが用意できないらしいです。
ディスプレイ自体はGalaxy Premier(GT-I9260)と同じものが使われています。
一方でそれ以外の中身はSprint版Galaxy S2(SPH-D710)とほぼ同じです。
GT-I9260のチップセットはOMAP製。
SPH-D710をベースとしたISW11SCのチップセットはSamsung独自のExynos。
GT-I9260のディスプレイドライバを流用しようとしても、チップセットが違うために動作せず、流用できないのです。
Samsungが標準ROM用として開発したドライバを流用しようとした試みもあったようですが、この端末だけソースが異なるため入手できないという問題にぶつかって失敗したようです。
この問題を結局誰も解決できず、現在に至ってもISW11SC用のカスタムROMは開発されていないというわけです。
ちなみにバッテリーはSC-03Dと共通な上中古が数百円なので、この端末は部品取りとして有能です。