こんにちは。今回はママチャリの前輪ハブを分解して清掃、グリスアップを行ったのでご紹介します。
必要なものはモンキーレンチ二本、5-56、ウエス、モリブデンやリチウム系グリスです。
必要なもの
コレを買っとけば間違いない、というものを集めておきました。
全部買っても3000円かかりません。
ホイールの取り外し
早速前輪の取り外しにかかります。
14mmのナットを反時計回りに回して取り外します。
ワッシャを外します。
カゴとフェンダーのステーを外します。フェンダーが内側でかごが外側、さらにその外側にワッシャが来ますので、組み直す際に忘れないようにしましょう。
一番内側にはナットが緩んでいても脱輪しにくいようにこのような金具がついています。ここで外したナットと金具類は失くさないようトレーなどに入れて保管することをお勧めします。
あとは下に向かってホイールを引っこ抜くだけで外せます。
ブレーキとタイヤが干渉して外せない場合はタイヤの空気を抜くとスムーズに外せます。
ハブの整備
まず、左右のナットを緩めるため片側を抑えながら、もう片側を回します。
このためレンチは最低二本必要です。
こんな風に隙間ができたら、中のベアリングボールを取り出します。
片側10個、計20個あります。
ボールに損傷があったり失くしてしまった場合は下記リンクから購入可能です。
根気よくレンチをぐるぐる回していくと最終的にこんな感じでばらせます。
5-56はグリス汚れを落とすのにも使えますので、5-56で油を溶かしつつウエスで擦って清掃します。
清掃が済みました。凄まじい汚れようで掃除が楽しかったです(笑)
ホイール側も汚いので、同様に清掃します。
凄まじく綺麗になりました!楽しすぎます
清掃が済んだので組み直しです。
ハブにグリスを塗って、そのベタベタを利用してベアリングボールを並べ、さらに上からグリスで封じ込めます。
グリスを多めに塗っておけばひっくり返してもボールは落ちません。
左右ともにボールを並べたら、軸を通してナットを元通りに取り付けます。
この時の締め具合で「球当たり調整」を行います。
ナットの締め具合でベアリングを押さえつける力が変わりますので、軸が左右にぶれず、なおかつ回した時にゴリゴリ感を感じない程度に締めます。
あとは車体に取り付ければ完成です!!
動きがなだらかになり、加速がよくなり、ペダルを止めた際の滑走距離も伸びました。
何よりホイールからのノイズがなくなり、非常に爽快に走ることができるようになったので大満足です。